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シリーズ「春の東北周遊ツーリング2023」
*この記事は、2023年5月2日夜~5月5日にかけて巡ったツーリングのレポートです。
よろしければ、最初から順にお楽しみください♪
DAY:0 夜の旅立ちとアクシデント
DAY:1-1 八幡平、松尾鉱山跡
DAY:1-2 ニンギョウサマ巡り
DAY:2-1 ロボット道祖神、才の神巡り
DAY:2-2 鳥海ブルーライン、女鹿駅
DAY:3 丸池様、帰宅
2023年5月3日、晴れ!
宿泊した郡山のルートインを朝8時に出発して、まずは東北道をひたすら北へ!

しかし今回は、コロナ禍後の初めての大型連休でしたからね~。
東北道はまぁ混んでたこと!┐(´∀`)┌ヤレヤレ
郡山インターから北に向かって、わりとすぐの渋滞の名所「福島西IC~福島トンネル」から始まって、
目的地の松尾八幡平インターまでの間に事故渋滞が3件、自然渋滞もいくつか・・・と、
なかなか思ったようには距離が稼げません。
結局、郡山インターから320km先の岩手山サービスエリアに着いたのが、午後1時ごろ。
ボクの想定では4時間で(12時くらいには)ここに来ているはずだったんですけど、
1時間も遅れちゃってるじゃねーか!∑(ノ∀`*)アチャー
(ただ、ここで1時間遅れたことが、きっとこのあとの出会いに繋がったんだよな~( ̄ー ̄)ニヤ)

さて、岩手山サービスエリアで燃料を入れて、いざ八幡平アスピーテラインへ!
バイクでアスピーテラインを走るのは2011年9月以来なので、気持ちが高ぶります(^-^*)
・・・とその前に、スノーシェッドで覆われた山道をグングン登って、まずはあの場所へ~☆

かつて「雲上の楽園」と呼ばれた、松尾鉱山跡地に残された廃墟アパート群ですよ~!(*ノ∀`*)キャッ
この日はとても良い天気で風も弱く、廃墟アパート群もスッキリきれいに見渡せて気持ちいい♪
前にバイクで来たときも、まあまあ良い天気だった記憶がありますが、
その後(7~8年前)に当時付き合ってた人と、新幹線+レンタカーで来たときは霧が濃くてダメで、
ここ数年の間の東北ツーでは毎回雨で、そもそもアスピーテラインを走れていないことを考えると、
今回はホントにラッキーだなぁ~!d('∀'o)イイネ♪

そして、ボクがこの上の写真を撮ろうとバイクを停めたとき・・・そこに『先客』がいたんですよ。
カメラを2台、首から提げて、熱心に廃墟アパート群の写真を撮ってる、一人の若い女性。
(お父さんの運転で、クルマでここまで来たそうです)
「ここ、バイク停めちゃってダイジョウブですかね??」
「あ、どうぞどうぞ~♪」
そんな流れから始まった、彼女との立ち話。
一人旅のオッサンの相手をしてくれるなんて、
まるで「廃墟に舞い降りた天使」のような優しさですわ~!(*ノ∀`*)アハッ!
それに廃墟好きっていう共通項がありますから、
なんとなく意気投合しちゃいましてね!ヽ(゚∀゚)ノ うぇ───ぃ♪
お互いに、オススメ廃墟物件の情報交換などしながら、ふと見ると。
この道路の反対側(上の写真の背中がわ)にも、
廃墟アパートがあるんじゃん!!w(*゚ロ゚*)w オオット!?
え?こんなのあったっけ・・・??
前に来たときは茂みに覆われていて、気付かなかったんだな・・・(^-^;)
そうなんです!
突然ですが、実は廃墟探索をするのに、冬は一番いい季節なんですよね~!ヽ(^ω^)ノ
(山には雪が残っているので、現地はまだ冬モード)
ちなみに、冬場が廃墟探索に向いてる理由は主に3つあります。
1.木々の葉が茂っていないので、明るくて見通しが利く。
2.下草などの植物が枯れているので、
藪漕ぎ(やぶこぎ。道のない場所を強行突破することw)をしやすい。
3.ハチやクマなどの危険生物の心配が少ない。
・・・ま、興味のない方にはどうでもいいマメ知識でした~っ!ww
さて、それはともかくw
天使ちゃんと2人して、藪の向こうにある廃墟アパートの様子を見ながら・・・
「この藪、行けそうですかね~??」
「えっ!行ってみるの!?(パワフルだな~!∑(*゚艸゚*))」
彼女の行動力に驚きつつ、
「そうだね~、行けそうなルートあるかな~?」
そこで、オジサンは考えた!(^-^)b
カメラの一脚で、茂る藪の枝をグイッと押し広げて、なんとか人がひとり通れる状態に!
「これで通れるかな??」
天使ちゃんをエスコートして、廃墟アパートの前になんとかたどり着きましたよ!<(`^´)>エッヘン!
(ま、ほんの数メートルの藪でしたけどね。めちゃくちゃに枝が伸びてるから意外に通りにくかったw)

そんなわけで、これがその物件です♪
ボク一人じゃこんな所まで入り込むことはなかっただろうから、
廃墟好き女子のパワフルさに引っ張られるのもいいもんだ!(笑)

安全を考えて、建物の中には入らず、外からの撮影です。
人が暮らしていた雰囲気が、生乾きのまま濃厚に残されています。

どんな人たちが暮らして、どんな喜怒哀楽があったのか・・・想像が膨らみますね。

「ちょっとこれ見てくださいよ~!タンスの引き出しとかありますよ♪」
「お~、ホントだね!」
呼びかけられた天使ちゃんの声に誘われていくと、
吹き込んだ雪が積もったままの室内に、家具の残骸があるのを発見!
でも、なんか違和感。
建物の一番端のこの部屋は、木の柱が黒く炭化して壁も変色している・・・?
「あれ?これは火事があったんだね~。
それか、あとからイタズラで火を付けられたか・・・かな~?」
火事が出て、この建物はうち捨てられたのか?
あとから無人の建物に放火したヤツがいるのか?
真相は解らないですけど、廃墟物件の行く末を見せつけられたような哀しさがありました。

「それじゃ、またどこかでね~!(^-^*)/」
そんな軽い挨拶を交わして、天使ちゃんとお別れして。
ふと見ると、廃墟アパートの部屋の中に根を下ろした桜の木が1本、花を咲かせ始めていました。
こんな風にして、廃墟群は自然の中に埋もれていって・・・
5000年とか過ぎた頃には「遺跡」と呼ばれるようになるんですかね~?(´∀`)bグッ

ということで、思いがけない出会いがあって強く印象に残った廃墟探訪!ヽ(^ω^)ノ
気分も軽やかに、アスピーテラインをふたたび走り出します♪

ぐる~っと山道を登って、高台から見下ろす松尾鉱山の廃墟群。
あんな場所に、最盛期は鉱山労働者やその家族など15000人が暮らしていたっていうんですから、すごい!
ちなみに当時の様子は、アスピーテラインの麓の「松尾鉱山資料館」で詳しく解説してくれますので、
興味がある方はそちらもぜひ、訪ねて見てくださいね♪

そしてようやく八幡平アスピーテラインの頂上、
岩手・秋田の県境に立つ、八幡平レストハウスに到着です(^-^*)
でもやっぱりボクは、人の多い「ザ・観光地」はニガテだな~( ゚∀゚; )ヒョー

とりあえず、レストハウス付近の雪の回廊の写真だけ撮って、さっさと出発しますか~!(笑)

こちらは八幡平アスピーテラインの頂上から見た、岩手山のきれいな姿です。
ホントに天気が良くて、来て良かったわ~!( *´艸`)

それで当初の予定では、ここから樹海ラインを下ってアスピーテラインの麓まで戻り、
もう一度アスピーテを登ってきて鹿角側(国道341号方面)に下る計画だったんですけど。
そもそも八幡平に来るのが1時間遅れていたのと、
松尾鉱山跡地での散策が楽しすぎたのもあって(笑)
このあとはちょっとだけ樹海ラインを走って頂上へ引き返し、鹿角方面へと向かいました。
アスピーテラインは、松尾八幡平インターの方から来てそちらに引き返す人が多いのか、
県境から秋田県側は空いてて良かったです♪
続きはこちら:春の東北周遊2023 DAY:1-2
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