春の東北周遊2023 DAY:1-2 大館市でニンギョウサマ巡り♪
シリーズ「春の東北周遊ツーリング2023」
*この記事は、2023年5月2日夜~5月5日にかけて巡ったツーリングのレポートです。
よろしければ、最初から順にお楽しみください♪
さて、八幡平アスピーテラインを走り終えて、国道341号にて鹿角市までやって来ましたよ~。
この時点で、時間は午後4時くらい。
このあとは宿を取ってある大館市に向かう予定なんですが、
日が暮れるまでにはまだ余裕があるので、もう一つネタ巡りをこなしていくとしましょうか!(・∀・)ニヤニヤ
(日が長い時期は、活動できる時間も長くていいですね♪)
そういうわけで、鹿角市から大館市に向かう最短ルートは国道103号経由なんですが、
時間を稼ぐために鹿角八幡平インターからふたたび東北道に乗り直して、
小坂JCT~秋田道で大館市の北部、「釈迦内(しゃかない)」という地区に向かいました。
ここでの「お目当て」は、コレ!
わら細工でできた道祖神、「ニンギョウサマ」を訪ねて廻ること~!ヽ(゚∀゚)ノ うぇ───ぃ♪
ニンギョウサマの大きさは、小学校3~4年生くらいの背の高さですかね~?
集落に疫病や悪いモノが入ってこないようにと、
両手を広げて『とおせんぼ』の形をしているのが特徴です(^-^*)
ところで、ボクがニンギョウサマの撮影をしていると、地元の年配の男性が歩いてきましたよ。
地元の方からすれば、「県外ナンバーのでっかいバイクでうろついてるオッサン」なんて、
不審人物以外のナニモノでもないでしょうから・・・( ゚∀゚; )
怪しまれる前に、こちらから元気にご挨拶しましょう!
「こんにちは~!お邪魔しています♪」
「こんにちは~。なにしてんの?」
「ニンギョウサマを見に来たんですよ。
ウチの方にはこういう面白そうな風習ってないんで、興味があって(笑)」
「へ~、どっから来たの!?」
「えっと、グンマからです」
「グンマから?わざわざ!?へぇ~!(笑)」
ちょっとお話しを伺うと、ここの長面袋(ながおもてふくろ)の地域には、
集落を取り囲むように3体のニンギョウサマが祀られていて、
それぞれ男の神さま、女の神さま、そして子供の神さまとされているんだそう。
年に2回、田植えのあとと秋の収穫のあとに身体や服を作り替えて、
その年の豊作を祈願し、また感謝の祈りを捧げるんだそうです。
「こういうの、わら編みの技術とか作り方を代々伝えていくのって、
大変なんじゃないんですか?」
「そうなんだよね、わらを撚って縄を作るにしても、右巻きと左巻きじゃ意味が違うし・・・」
「えっ!?そうなんですか!?∑(*゚ェ゚*)」
*これはホントに知らなかった!~w
一説によると、北極星に対して反時計回りになる太陽の動き=左巻きが『陽』で男性神に使い、
反対の時計回りの右巻きが『陰』で女性神に使うんだそうですね。
世の中は知らないことだらけだな~!( *´艸`)
「それと最近じゃ、わらが手に入りにくくなってね~」
「稲刈りしたあとのを使うんじゃないんですか?」
「コンバインで稲を刈るときにさ、
今はわらを細かく裁断して捨てちゃう機械が主流なんだよね~」
「あ~そういえば、細かいクズがたくさん機械の後ろから出てますね!」
*これも言われてみれば!って感じでビックリでした!w
だから、長いままのわら束でやってる人に頼んで分けてもらっているんだそうです。
「ま、楽しんでってください。お気を付けて!」
そんな言葉に見送られて、ニンギョウサマ巡りを再開しますよ~♪
それで、長面袋のニンギョウサマは、最初の写真が男の神さまで、2枚目が女の神さま、
そしてこの3枚目が子供の神さまってことだそうです。
ちゃんと、顔立ちがそんなふうに見えるのが不思議ですね~d('∀'o)イイネ♪
さて、続いてやって来たのは、粕田という集落。
顔が覆面レスラーみたいですが(笑)、腰回りの飾りが凝った感じでいいですね~。
丁寧な解説版もありました。勉強になるわ~(^-^*)
こちらは、粕田地区の女神さま。
集落の入り口と出口に祀られているので、すぐに見つけることができました♪
続いては、中羽立(なかはだち)地区のニンギョウサマ(男)。
この時間は西日のコントラストがきつすぎて、顔が黒つぶれしちゃってます・・・スミマセン。
(バイク旅でレフ板なんて持って行けませんから。悪しからずw)
中羽立の集落の中にある、神社の入り口にあったニンギョウサマ。
こちらは女の神さまですかね?
ほっぺと口紅の赤いお化粧が印象的です。
・・・と、ニンギョウサマを探してウロウロしていたら、突然目に飛び込んできたのは!
秋田のビバンダムくん!!(*ノ∀`*)キャッ
これはまったく予期していない出会いだったので、かなりビックリ!∑(*゚艸゚*)オオッ!!
とにかく珍スポメンバーの皆さんにご報告しなくては!wと、
バイクに跨がったままパッと1枚だけ写真を撮って、すぐさまLINEで送りました。
こんな楽しい出会いがあるから、ネタ探しはやめられない!(笑)
で、ビバンダムの興奮冷めやらぬまま(笑)、中羽立の3体目のニンギョウサマ。
これが子供の神さまなのかな?正確にはわかりませんでした~。
そしてさらに田んぼの中の街道を進み・・・
スギの枝などを使った飾りが立派な、清水川という地区のニンギョウサマ(男)と・・・
同じく清水川地区の女の神さまを見て、ニンギョウサマ巡りは終了~!(^-^*)
このあと、ちょうど日が暮れる頃に大館市内のホテルに到着。
この日は八幡平でもニンギョウサマ巡りでも、素敵な「一期一会」に恵まれて、
とても印象に残った1日になりました~!ヽ(´▽`)ノ
この日の走行距離=463.6km
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コメント
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お疲れ様です。
しかしよくそれだけの オニンギョウサマを見つけましたね。
わたしは、地元の人に聞いたりしますが 知らない人も多くて
近所の人に聞いたりして教えてくれます。
住所があれば良いのですが そんなものに住所があるわけがなく
役所で聞いたりすることもあります。
アルカリさんの努力に頭が下がります。 (^^)/
投稿: ことぶき | 2023年5月 9日 (火) 16時10分
> ことぶきさん
今回の旅では、大館市北部の「釈迦内」という地区を中心に廻ったのですが、
(秋田道の「大館北インター」からちょっと北のエリアです。
大館市立北陽中とか、ホテル風水亭なんてのを目印にズームアップすると、
その辺にニンギョウサマのポイントがズラズラ出てきますよw)
長面袋~粕田~中羽立~清水川と、昔の街道に沿って並ぶ集落に祀られているので、
とても探しやすかったですよ(^-^)b
昔の小さな集落の守り神ですから、
それぞれのニンギョウサマも100~200mくらいしか離れてませんしね~。
ちなみに聞くところによると、大館市近辺のニンギョウサマは60体以上あるそうで!(^-^;)
今回紹介した程度じゃ、まだまだ全貌は見えてこないようです・・・
恐るべし、ニンギョウサマ!w
投稿: アルカリ乾電池 | 2023年5月 9日 (火) 19時58分
相変わらず、読み込み遅く、今更で、すみません。。。
やっぱり、このニンギョウサマ、すごい迫力です。
でかい掌をバーンと開けている感じが、迫力の元なんですかね。
錦鯉は、これ真似たか笑
いろんなニンギョウサマが作られているようですが
どれも面白いし、すごいセンス。
ゴム製の方も、あの掌を再現して欲しかったですね〜笑
投稿: 草虫 | 2023年5月19日 (金) 18時50分
> 草虫さん
「集落に悪いモノが入ってこないように!」との願いを一身に受けて立つ、
ニンギョウサマ!( *゚A゚)
昔の人にとっては、大事な守り神だったのでしょうね~(*^^*)
各地区とも、デザインや飾りに工夫があって、
見比べて見るのも楽しかったです(^o^)
タイヤでできたロボット道祖神さんですが、
あんなのが立ってるなんて知らずにびっくり!(笑)
最初に、地元の方から「ロボット」と聞いて、なんじゃそりゃ?と思いましたが、
思わぬ出会いが楽しすぎました( 〃▽〃)
投稿: アルカリ乾電池 | 2023年5月19日 (金) 23時57分