わ鐵に乗って、足尾への旅!その2
2018年4月8日(日)、晴れ!
わたらせ渓谷鐵道に乗って、足尾の廃線跡を訪ねた旅の続きです~♪
2両編成のディーゼルカーは11時41分、予定通りに間藤駅に到着。
ここからは、歩いてかつての線路跡をたどって行くことになるのですが、
この列車が折り返して間藤を出発するのが、12時22分。
つまり、またこの列車に乗って、足尾の街中に戻るとすると、
探索に使えるのは40分ほど・・・ということになります。
そこらへんを踏まえて、廃線跡の探訪がスタート!(^-^)b
わたらせ渓谷鐵道の前進である、旧国鉄の足尾線には、
この間藤駅の先にもう一つ、貨物専用の「足尾本山」という駅がありました。
足尾銅山そのものは、1973(昭和48)年に閉山となりましたが、
その後も足尾線で輸入鉱石を運び入れて、本山精錬所は稼働し続けるんですね。
そして1987(昭和62)年に、とうとう貨物輸送も廃止となり、
間藤駅から先へと続いていた線路と、足尾本山駅は、その役目を終えたのでした。
ということで、上の写真は、間藤駅から少し進んだところにある、車止め。
線路はそのまま残されていましたよ~。
住宅街を抜けて進むと、今度はかつての踏切跡が見えてきました。
線路がアスファルトに埋められちゃっているのが、寂しいですね~(^-^;)
踏切跡の場所から、足尾本山駅へと続く方向を見ると、
線路も鉄橋も、まだまだ使えそうな雰囲気で残されています!
何年か前だったか、この廃線跡の線路の上を歩こう!なんてイベントがあったようですが。
例えば・・・「レールバイク」とでも言うのかな??
足こぎペダルで線路の上を走れるような、トロッコ的な乗り物を通したりして、
この廃線跡を観光に活用できたら良いんじゃないかな?なんて思っちゃいますね~!
さて、線路は川の向こう側へと行ってしまったので、住宅街を抜ける道路を進んでいくと、
次に見えてくるのが、間藤の水力発電所の遺構です。
これは、足尾銅山を経営した古河市兵衛が、
薪や木炭に代る動力源として、明治23年12月に運用開始した設備だそう。
関東地方最古の水力発電所の一つと、言われているそうですよ~!(*^-^)
その先、住宅街の建物の切れ目からは、川の対岸を走る線路に作られた、
トンネルや腕木式信号機なども見えました♪
そして歩くこと30分ほど、ようやく本山精錬所前に到着です~!(^-^)v
こちらの工場は、完全な廃墟となっているわけではなく、
今も工業製品のリサイクル業務などを行っているそうです。
ちなみに、本山精錬所の前にあるこの橋、名前は「古河(ふるかわ)橋」と言って、
現存する道路用の鉄橋としては、ほぼ日本最古級のモノだそうです。すごい!o(^-^)
さてさて、辿ってきた足尾線の線路はどうなったか?というと、
この鉄橋を渡って、本山精錬所の中へと続いていました。
(写真の手前側が本山精錬所、奥が間藤駅方面です)
頑丈な鉄の柵があるので、これ以上、精錬所の中には立ち入ることはできませんが、
以前にTV番組の取材があった時、足尾本山駅はほぼ当時の姿のまま、
残されていることが解ったそうで・・・う~ん、いつの日か入ってみたいものだ!( ^ω^ )
・・・とまぁ、ざっと間藤駅~足尾本山駅の線路遺構を探索して楽しんだわけですが、
ここでちょっとした誤算が・・・
乗ってきた列車が折り返しで出発するのが、40分後・・・
本山精錬所まで歩いて往復するのにかかった時間は、約60分・・・
つまり、間藤駅まで戻ってきた時には、乗って帰る列車はすでになし!!(ノ∀`) アチャー
・・・なぁんてね、まぁこうした事態は覚悟の上で、本山精錬所まで行きましたから!(笑)
間藤駅から足尾駅までは、路線の営業距離で1.3kmほど。
次の列車をボーッと待ってても仕方ないので、さらにウォーキングだ~♪
というわけで、20分ほど線路っぱたを歩いて、足尾駅に到着~!
ここで、次の桐生行き列車を待つことにしましょう(*^m^)
しかしながら、ほぼ人の気配もないような場所をうろついていたおかげで、
すっかりお昼ご飯は食べ損なってしまいましたよ・・・
さらに、予定通りの列車に乗れれば、銅山観光にも行きたかったんだけど!w
ま、それはまたの機会ってことですかね~┐(´-`)┌ヤレヤレ
そして、足尾駅13時31分発 → 桐生駅14時54分着の列車で桐生に帰着。
今回は、いつもならバイクでピューッと走り抜けちゃう場所を、じっくりと楽しんだ旅。
久々に「テツ分」もたっぷり補給できて(笑)、大満足な休日となりました~!ヽ(´▽`)/
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