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2025年5月

2025年5月21日 (水)

東北周遊2025・春 DAY:3-3 驫木駅で優しい母娘に出会いました♪

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*この記事は、2025年5月3日~6日にかけて巡った、東北周遊ツーリングのレポートです。

 

2025年5月5日、青森県は晴れのちくもり&風強し。

さて、龍飛崎で最果ての風景を堪能したら、今回の旅はここで折り返し!

あとはひたすら日本海に沿って南下するルートを走りますよ~。

ちなみに、このあとは五所川原市まで南下して国道101号で深浦~能代市と走り、

そこから秋田道を使って由利本荘市のルートインまで行くというプランです。

 

ところでその国道101号は、日本海沿いを走る風光明媚なルートでしてね。

平行して走るJR五能線の見所も多いルート。

個人的に好きな秘境駅である「驫木(とどろき)駅」もあることだし、

できればそこで列車にからめて写真を撮りたいところなんですが!

 

しかし、龍飛崎から驫木までは約100km・2時間の距離。

階段国道の前で記念撮影したのが12時50分ごろで、

五能線の能代行き普通列車が驫木に来るのは2時44分ですから・・・

ちょ~っと急がないと間に合わないかな??ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ!

 

ということで、ほとんど交通量のない津軽半島の日本海側を爆走して!

(どのくらい爆走したかはヒミツw)

鰺ヶ沢(あじがさわ)で給油~その後も驫木駅を目指して爆走するも、

千畳敷駅を過ぎたあたりで無情にも列車に追い抜かれ・・・∑(ノ∀`*)アチャー!

 

Kimg2867

 

どうにか驫木駅に着いたときには、

むなしく走り去る列車が遙か前方に見えている状況でした~┐(´∀`)┌ヤレヤレ

するとそこで列車の写真を撮っていたらしい、

アラフォーの女性と20歳前後とおぼしき母娘の二人連れが駅舎から出てきましてね。

ボクの姿を見るなり・・・

「ざんねん!列車はさっき行っちゃいましたよ~?(笑)」

「くそぅ!やっぱ間に合わなかったか~!∑(゚д゚)ガーン!w」

 

仕方なく、風景を撮るべくバイクを停めてカメラの準備をしていると、

その母娘2人連れがこっちに来たので、いちおうご挨拶しましょう!

「こんにちは♪ この駅で人に会うって初めてかも?(笑)」

「そうなんですか?ここ何にも無いですもんね(笑)」

「でも、海がすごく近い駅ってことで有名な場所なんですよね」

「なんかそうらしいですね~。それで、どちらから?」

「ボクはグンマです。昨日は青森市に泊まって、今朝は龍飛まで行って、ず~っと南下してきて」

「すごーい!バイクで?疲れるでしょ??」

「そりゃまぁねw肩も首もバキバキですよ!w」

「わざわざバイクで」

「やっぱりバイクで行くと達成感が違うって言うか。旅してるな~って」

「なるほど、そういうもんですか~(笑)」

「お二人はどちらから?」

「わたしはね、今は浦安に住んでいるんですけど、ここの出なんですよ!」

「えっ!?驫木のご出身!?」

「そう!連休で娘を連れて実家に帰省したんですよ~」

地元ご出身の方に出会えるなんて、けっこうラッキーかな?( *´艸`)

 

Dsc_0357

 

「それで今日はどちらまで行かれるんですか?」

「ボクはこの後、由利本荘のホテルまで行くんです」

「あ~、まだけっこう遠いですね(^-^;)」

「そうなんですよ。だからここで列車を撮りたかったんですけど」

「このあとのリゾートしらかみは?」

「ここを通過するのは1時間半後でしょ?ちょっと待てないかな~。

 ホテルに着くのが遅くなっちゃうので(^-^;)」

「あ~、たしかに~!」

 

Dsc_0355

(初めて、晴れた日に驫木駅で撮影できました♪)

 

ここで、お母さんとボクとで盛り上がってるのに気を利かせてくれたのか、

娘さんが駅舎のほうへテクテクと歩いて行きましたよ( *´艸`)

「ボク、ここ大好きな場所なんで、ここを通る時はいつも寄るんですよね」

「もう何回も来ているんですか?」

「これで4回目かな。初めて晴れたので嬉しくって!(笑)」

 

小さな駅舎を通り抜けて、ホームで撮影を始める娘さん。

「お?古い駅舎に若い女の子って絵になるな~!(*^-^*)」

それを聞いて、お母さんが娘さんに声をかけてくれます!

「あ~OOちゃん!ちょっとそこに立ってて!」

 

Kimg2859

 

そして撮れた一枚が、これ!

「お~かわいい、かわいい♪」

「OOちゃん!今度は横向いて!(笑)」

 

Kimg2860

 

ええ~っ!?

これって「奇跡の一枚」ってヤツじゃね??( *´艸`)

 

いや~、サービス精神旺盛なお母さんと娘さん!

嬉しすぎですって~!(*ノ∀`*)アハッ!

 

Dsc_0358_20250521212601

 

「でも、ここのご出身ってことは、この駅から列車で学校に行ってたとかですか?」

「そうですよ~。昔はこの駅前の道も砂利道でねw」

「へ~、そうなんだ~!(驚)」

「もっと集落に近いと助かったんですけど!(笑)」

「そりゃそうだ!なんでこんなところに駅を作ったんだか(笑)」

ひとしきり盛り上がって、じゃぁお気を付けて~!なんてお別れして。

 

Dsc_0354

 

その後、ボクがバイクを押して移動させて記念撮影しようとしていたら、

一度はクルマに乗り込んだ娘さんがまた戻ってきてくれたよ?(゚Д゚)エッ?

 

「良かったら、写真撮りますよ?」

「えっ・・・?ヽ(*゚ェ゚*)ノ」

「一人じゃ撮れないでしょうから~!」

 

 

う、嬉しすぎる・・・!

キャ━━(#゚ロ゚#)━━ッ!!

 

 

「三脚を立ててタイマーで撮るから大丈夫です」なんてことは、

口が裂けても言いませんって~!(爆笑)

 

Fscn3129

 

そんなわけで、思い出に残る一枚を撮ってもらいましたよ♪

どこの誰とも知らないオッサンに、

こんなに優しくしてくれるなんてね~!o(≧▽≦)oキャー!

 

走り去るクルマの窓から、

何度も手を振ってくれたお二人。

素敵な時間をありがとう!(´∀`)bグッ

 

この日、この時の出会いは、ボクの宝物になりそうです。

 

以前のブログはこちら:「風に吹かれてバイク旅」

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2025年5月18日 (日)

東北周遊2025・春 DAY:3-2 いざ往かん、龍飛崎へ!

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Kimg2848

 

*この記事は、2025年5月3日~6日にかけて巡った、東北周遊ツーリングのレポートです。

 

2025年5月5日、青森県は晴れ&風強し。

津軽線の三厩(みんまや)駅での散策を終えたら、

いよいよ津軽半島の北の果て、龍飛崎(たっぴさき)へとバイクを走らせますよ~!

前回(2021年8月)に来たときは、素直に国道339号で龍飛まで行きましたが、

今回は一段高いところを通る県道281号「あじさいロード」を使ってみたら、

まぁこれが大正解!(*ノ∀`*)アハッ!

適度なワインディングに綺麗な舗装、所々で海が見える絶景路!

そして何よりクルマが1台もいない!(笑)

リズミカルにコーナーをクリアしつつ、

気分良く龍飛崎まで行くことができました~(^-^)v

 

Dscn3127

 

そしてようやく、今回の旅の目的地にしていた「階段国道」に到着です。

日本で唯一、国道でありながらクルマもバイクも通れない道!(・∀・)ニヤニヤ

現地はとても狭い階段ですが、ちゃんと「おにぎり」(国道の青い標識)がありますよ(笑)

この階段が「国道」になった経緯については、

役所の手違いやら何やらと諸説あるようですが・・・

 

Kimg2853

 

大まかな話しだと、

もともと生活道路として階段があった場所が道路整備のために国道に指定されたものの、

70mという高低差や、民家が密集していることもあってこの区間の改良はなかなか実施されず。

すると、やがて『階段国道』の存在が有名になってきたので、

「そのまま観光地化したほうがいい」という話しになり、今に至る・・・とのこと。

確かに、この日も階段を上り下りする観光客を何人も見かけましたし、

すぐ近くにある「津軽海峡冬景色の歌碑」と合わせて賑わっていましたからね。

観光戦略としては、成功しているって言えるんじゃないかな~?( *´艸`)

 

Kimg2854

 

余談ですが、「階段国道」の左隣には、龍飛先の展望台へと続く階段道があって、

「階段村道」として認定されていましたよ。

・・・ってまぁ、これは完全に後付けでしょうけどね~Ψ(`∀´)Ψ

 

Dscn0666

 

ということで、「階段国道」の右隣にあるのが、有名な「津軽海峡冬景色」の歌碑で~す!イイネ♪d('∀'o)

正面にある赤いボタンを押すと石川さゆりさんの歌声が流れてくるんですが、

観光客が次々と押していくので結果的にエンドレス状態!(笑)

(しかもここで聞ける歌は2番の歌詞から歌い出しているので、専用に録音されたものらしい!w)

 

 

若い方はご存じないかも知れませんがw、

どうぞご一緒に熱唱しちゃってください!( *´艸`)プププ

ちなみに、曲中では「たっぴみさき」と歌っていますが、

正しい地名の読みは「たっぴさき」です。

作詞の阿久悠先生は、おそらく歌のリズムと語感を優先したんですね。

 

Dsc_0121_20250518100801

 

そしてこちらが龍飛漁港と津軽海峡の風景です。

天気が良ければ北海道もバッチリ見えますが、ちょっと見えませんでしたね~。

この日はものすごく風が強くて、

ば~っと霧に巻かれたかと思うとチラッと青空も見えたりして、

めまぐるしく天気が変わっていました。

まさに「龍飛」という地名のごとく、

空を飛ぶ龍の背中に乗ったとしたらこんな感じなのかな?なんて、

龍飛の海を眺めながらしばし物思いに耽りました。

 

~つづく~

 

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2025年5月15日 (木)

東北周遊2025春・春 DAY:3-1 これが最後かも知れない?津軽線探訪記!

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Dsc_0347_20250514233301

 

*この記事は、2025年5月3日~6日にかけて巡った、東北周遊ツーリングのレポートです。

 

2025年5月5日、青森県は晴れ。

この日は、宿泊したルートイン青森中央インターを出発して

津軽半島の先っぽの龍飛崎を目指し、

そこからは日本海沿岸に沿って南下して、由利本荘市のルートインまで行く予定です。

まず、青森市内から国道4号~7号~280号と走り、

外ヶ浜町からは県道12号~県道14号で北海道新幹線の「奥津軽いまべつ」という駅を目指しました。

 

Kimg2841

 

青森県道14号で津軽半島の内陸部を進んで行くと、

急に視界が開けて里山の中に異質なガラス張りの建物が出現!

ここが、北海道新幹線の「奥津軽いまべつ駅」ですよ~( *´艸`)

 

さてさて、ちょっと詳しくお話ししますと!

実は、もともとここには青函トンネルで北海道と本州の貨物輸送を行う

「津軽海峡線」の「津軽今別」という駅と、

もっと以前からあった「津軽線」の「津軽二股」という駅が隣同士で並んでいた場所なんですよね。

ちなみに冷静に考えると、隣同士にわざわざ別の駅を作るなんて非現実的に思えますよね?w

 

ここでさらにマニアックに解説しますと・・・・

実は、以前はもとの津軽今別駅のすこし青森側にある、

海峡線&津軽線の「中小国駅」から、

JR北海道とJR東日本の管轄が分かれていたので、

その影響で別の駅になったんじゃなかろうかと思われます(^-^;)

 

Dsc_0305_20250514233301

 

ところがその後の北海道新幹線の開業によって、

海峡線の「津軽今別駅」は北海道新幹線の「奥津軽いまべつ駅」になり、

近代的な駅ビルが建てらたんですよね。

しかしその一方で、津軽線の津軽二股駅はというと。

2022年の豪雨災害で被害を受けた津軽線は、

蟹田駅より北は今も不通のまま、2027年に廃止が決まったそうで・・・( ゚∀゚; )ヒョー

 

かたや、「鉄道の花形」たる、新幹線の駅に大出世を遂げて。

かたや、災害で不通になったのを契機に廃止の運命となる。

 

・・・なぁんかこれって、ありがちな『人生の縮図』に見えてきません?

 

Dsc_0313_20250515203701

 

とまぁ、とりあえずここが津軽二股駅の入口です!

・・・って言っても、ただコンクリートの階段があるだけですけど~w

立派な駅ビルに2基のエレベータまであるお隣さんとは大違い!( ゚∀゚; )ヒョー

 

Dsc_0311_20250515203701

 

そして津軽二股駅のホームから見た、奥津軽いまべつ駅の連絡橋。

この「隔絶ぶり」は酷くないですか??w

全国を見渡してみれば、新幹線と在来線が乗り入れている駅なんていくらでもあるし、

JRと他の鉄道会社が一緒になってる駅だって、当たり前に存在しますよね。

でも、どうしてJR同士で一緒の駅が作れないのか・・・まったく理解不能ですw

 

Dsc_0315_20250515203701

 

列車が来なくなって、真っ赤に錆びたレールが哀しかったな~。

植物に侵食され始めた線路を眺めながら、いろいろな思いが頭の中をよぎりました。

 

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さて、奥津軽いまべつ駅&津軽二股駅での散策を終えたら、

つづいて津軽線の終着駅・三厩(みんまや)駅にやって来ました~!

まだ廃止が決まったとは言え、まだ駅名表示は残されていたので、記念撮影です♪

 

Dsc_0338_20250515203701

 

続いて駅の待合室に入ると、

すでに列車は不通になっていて利用者はいないはずなのに、

とても清潔にされていたから驚き!

誰か定期的に掃除に来ているんですかね~?

 

Dsc_0352_20250515203701

 

壁に表示されていた、運行当時の時刻表です。

1日5本しか列車がないのなら、「無くても良い」と言う結論も致し方なし、ですかね。

 

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緑豊かな里山の風景に、溶け込むようにしてあった三厩駅。

すでに廃止が決まったということは、

この後にどのような形で地域の交通が維持されるのかはわからないけど・・・

少なくとも不要になった線路は撤去され、施設内には立ち入り禁止となり、

取り壊すのにもお金がかかるから駅舎などの建物は残るとしても、

いずれ駅名表示の看板なども外されてしまうのでしょうね。

 

こうして、ここが「津軽線だった」という痕跡を見るのは

これが最後かも知れない・・・と思うと、

なんとも複雑な気持ちになった、津軽線の探訪記でした。

 

 

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2025年5月12日 (月)

東北周遊2025・春 DAY:2 青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」を探訪!

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Dscn3116

 

*この記事は、2025年5月3日~6日にかけて巡った、東北周遊ツーリングツーリングのレポートです。

 

2025年5月4日、秋田県は雨、青森県は午後から晴れ。

この日は当初の予定では、宿泊した由利本荘市のルートインを出発して、

秋田県の内陸部を旅してから青森市へと向かうつもりでいたのですが。

残念ながら、秋田県は「ほぼ一日雨」の予報になったので、

秋田県内での予定をすべてキャンセルして一気に青森まで走ることにしましたよ。

 

ちなみに由利本荘のルートインから、青森中央インターのルートインまでは、

秋田道と東北道を使って約236km、3時間30分の距離です。

高速道路を走りながら何回も雨に降られて、

宿泊予定のルートイン青森中央インターさんに到着したのは正午過ぎ。

当然、チェックインの時間には早すぎるのですが・・・

フロントの方に事情を説明して、バイクと荷物を預かってもらえることになりました♪

では、ここからタクシーで市内の観光に行って来ま~す!(^-^*)

(こんな風に柔軟に予定を変えられるのは、一人旅ならではですねw)

 

Kimg2795

 

そうしてタクシーに揺られながら、今回の旅で「大本命」と位置づけていた、

青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」に到着です!

 

Kimg2796

 

さて、見学チケットを買ったところで時刻は午後1時過ぎ。

すると、このあと1時30分から、

元・機関長による船内のガイドツアーがあるって言うじゃないですか~!イイネ♪d('∀'o)

実際にこの船に乗って何十年も仕事をされていた方の話しなんて、

聞かなくちゃ絶対にもったいない!Ψ(`∀´)Ψ

すぐさまガイドツアーに申し込んだら、

なんとこの日の参加者は3人だけ!(゚Д゚)エッ?

ほとんど「貸し切り」状態で、いろいろ聞けるなんて嬉しすぎる!

ウヒョ━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━!!!

 

Dsc_0234_20250512192901

 

ということで、まずは船内の客室エリアへ移動します。

ここでは、青函連絡船が最も活躍していた昭和30年代の青森市と、

青函連絡船に関わって生活していた人々の様子を集めた資料が展示されていて、

さながら歴史民俗資料館みたいだな~(^-^*)

 

青函連絡船の主たる目的は、もちろん人と貨物列車を運ぶことでしたが、

連絡船を使って行商をしている人たちもたくさんいたのですね。

例えば、今でこそ北海道でも美味しいお米が採れますが、当時の北海道では稲作はできなかった。

だから、本州で買い付けたお米を背負って船に乗り、北海道へ渡れば高値で売れたし、

帰りは北海道のニシンやらサケやらの海産物や農産物を仕入れて帰れば、

それだけで充分に商売になっていたそうですよ~。

 

ちなみに余談ですが、わずかな船の停泊時間にそうした行商人も一般の乗船客も、

一気に荷物の積み降ろしをする必要があるわけですよね。

そうした中から、そのような「旅人の手伝い」を仕事にする人たちも現れるようになり、

彼らが赤い帽子をかぶっていたから「赤帽さん」と呼ばれるようになって・・・

なんと、それが運送会社としての「赤帽」の始まりなんだとか!(*・∀・*)ヘー

そんなところにも、今に続く物語があったんですね~。

 

Dsc_0239_20250512192901

 

さて、当時は青森と函館を結ぶ「物流の大動脈」だった、青函連絡船。

ボクはここでお話を聴くまで知らなかったのですが、

最盛期にはなんと、1日21往復もの船が運航されていたのだとか!∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!

ボクの勝手な推測で、1日に4~5往復くらいしていた程度かな?なんて思ってましたが、

いやはやとんでもない!!w(*゚ロ゚*)w

ほぼ1時間に1本、夜中でも多少の悪天候でも関係なく運航されていたと言うんですから、

本当にすごい!としか言いようがないですよね~( *´艸`)

 

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ということで、船のブリッジに続いて案内されたのは、ブリッジの上にあるデッキです。

ここには船の運航には欠かせない、「羅針盤」が置かれていましたよ!∑(*゚艸゚*)オオッ!!

ボクは本物を見るのは初めてでしたけど、

要は、水に浮かべた円盤状の磁石が中に入っていて、それが常に北を指しているから、

方角と船首の向きを確認しつつ船を進めることができるんですね。

そして羅針盤全体も上下・左右の軸で「浮いてる状態」になっているから、

どれだけ船が揺れても方角を間違うことがないんだとか!

この羅針盤を読むことが航海士の勉強の第一歩だそうで、

GPSが進化した現代の船にも、ちゃんと羅針盤は積まれているそうですよ。

 

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続いてご紹介するのは、連絡船と地上とを接続する「可動橋」についてです。

実は、今回の訪問でボクが一番知りたかったことが、これでした!( *'д')bイイ!!

だってねぇ、考えてもみてくださいよ??

「船に列車を積み降ろしする」って言葉では簡単に言えても、

船と地上を結ぶ線路が仮に5センチもズレたら、即・脱線!ですからね~?( ;^ω^)

 

そもそも、波の影響で常に揺れ続ける船。

海面の高さも満潮・干潮で違ってくるし、

積み荷の重さや偏りで、喫水線の高さも傾きも違ってくるわけですよね。

いったいそれらの条件をどのように整えて、列車の出し入れをしていたのか?

 

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(この写真は船の見学後に、外で保存されている可動橋から撮影しました)

 

それで、機関長さんに教えてもらった仕組みですけど・・・

まず、船のほうには巨大な水のタンクが左右に分けて積まれていて、

その水を増減させることで喫水線の高さや傾きの調節ができたとのこと。

 

一方の地上側は、基本の橋桁と、船に架ける「補助桁」とを別々に操作できるようにしてあって、

細かく分割された構造の補助桁が、船の動きにある程度追従して、

レールの揺れやねじれを緩和できるような工夫がされていたそうです。

 

これらの装置は、青函連絡船の運航が始まってから何世代にもわたって改良が続けられて、

できるだけ素早く・安全に、列車の出し入れをする方法が追求されていたんですね。

 

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(線内に飾られていたタペストリー。右が船長さん、左が機関長さんです)

 

そして、機関長さんが強調されておられたのは、

「青函連絡船は国鉄が運航していた」という点でした。

戦前・戦後の日本にとって、北海道の石炭やニシンなどは「戦略物資」とでも言いますか、

国鉄=国が全面的に運航に関わるほどに連絡船は重要視されていた。

だから技術も設備も、その時の最新のものが惜しげも無く投入されていたんだと、

誇らしげに語ってくださいましたよ~(^-^*)

 

Kimg2808

 

そして続いては、列車を載せていたデッキに到着です。

現在、船の中にはDD16型ディーゼル機関車やキハ82型の特急列車などが展示されていますが、

これは言わばサービス展示?(笑)

当時は基本的に貨物列車しか積まなかったそうですよ。

 

Kimg2803

 

そしてここでの「見どころ」は、この車両を固定するための金具です!

この金具は、通常時は1台の車両に前後2本ずつ・計4本が使われていましたが、

悪天候で波が高くなるのに合わせて6本、8本と増やしていって、列車の転倒を防いだそうです。

ちなみに、この作業をするための若い衆が50人くらい専属で配備されていて、

列車が入ると一斉に群がって作業する姿は壮観だったとおっしゃっていました。

 

Kimg2811

 

そしてお待ちかね!船の心臓部たるエンジンルーム!

この部屋に入った瞬間、思わず「おおっ!すっげー!」と声が出ちゃいました!( *´艸`)プププ

V型16気筒・1600馬力のディーゼルエンジンが8機で、合計12800馬力!

ズラッと並んだ姿はまさに圧巻!∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!

 

Kimg2810

 

青函連絡船の特徴として、列車を載せるデッキがある構造上、

その分エンジンルームに使える空間は狭くなりますから・・・

大型のエンジンと同等の出力を8機の中型エンジンに分割して、動力を作り出す方式が採用されたんですね。

そして、右舷と左舷に1本ずつあるプロペラに対して4機のエンジンを1組にして配置して、

「流体減速装置(フルカンギヤー)」という仕組みで動力を伝達していました。

これは、向かい合った機関につながっている羽根車で油の流れを起こして動力を伝える仕組みだそうで、

原理的には、現代の自動車で多く使われている変速装置=トルクコンバーターと同じ構造なんだとか!

こんなところにも、当時の最先端技術が使われていたんですね~!ヽ(´▽`)ノ

 

しかしながら、船の燃費はというと・・・?

1往復の航海で、200リットルのドラム缶換算で30本以上使ってた!と言うんですから、

とんでもない金食い虫!(笑)

ま、「国鉄だから」運行できていたんだろうな・・・∑(ノ∀`*)アチャー

 

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そんなこんなで、一通りのガイドツアーが終わってチケット販売まで戻って来たら、

なんと時間は午後3時!

みっちり1時間30分もお話ししてもらっちゃいましたよ!(・∀・)ニヤニヤ

でも、ボクにとっては楽しすぎてあっという間の時間でしたけどね~(笑)

 

以上、かなりマニアックな内容になっちゃいましたがw

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました☆

 

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2025年5月 8日 (木)

東北周遊ツーリング2025春 DAY:1 旧・国道7号の廃トンネル群を探訪!

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*この記事は、2025年5月3日~6日にかけて巡った、

東北周遊ツーリングのレポートです。

 

2025年月3日(土・祝)、グンマは晴れ。

いよいよ、楽しみにしていた東北周遊ツーリングのスタートです!

まずは自宅を朝8時前に出発して関越道の渋川インターから高速道路に入り、

一路新潟方面を目指します。

 

しかし、関越道から北陸道に入ったところで、

事故渋滞に巻き込まれて大幅にタイムロス。

一時通行止めのような状態になり、結局1時間近く足止めを喰らいましたよw

 

通行止めが解除になった後は、北陸道~日本海東北道と進み、

村上市の朝日まほろばインターから一般道(国道7号)へ。

自宅から300kmほど走ったところで、ようやく本日最初のネタスポットに到着で~す!(^-^*)

 

Dsc_0183_20250508214501

 

上の写真は手前(右側)から、現在の国道7号、国道7号の旧道、

羽越本線の廃トンネルと並んでいますよ~( *'д')bイイ!!

 

ここは、新潟県と山形県の県境にあたる「府屋(ふや)」という地区。

以前に道路ネタ好きの友人から、

「旧・国道7号の廃トンネルがたくさんある場所」と教えてもらったので、

今回調査してみることにしたんですよね。

 

Fuyamap

 

ちなみに今回の「物件」を地図上で確認すると、こんな感じですw

 

さて、現在の国道7号を走って来て、

第一と第二の府屋トンネルに挟まれた場所に来たら、

旧道を折り返して「岬隧道」と「大崎山隧道」を見に行ってみましょう!

 

Kimg2874

 

府屋第一トンネルから旧道を折り返して走ると、まず見えてくるのが「岬隧道」です。

かなり短い岬隧道ですが、他の廃トンネルよりは若干広めのサイズですね。

 

Kimg2875

 

ところで、ここは両側を通行止めのトンネルに挟まれていて、

どこにも行けないルートなんですがw、思ったよりは舗装の状態が良いですね(^-^*)

 

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そのまま岬隧道を抜けていくと、すぐに「大崎山隧道」が見えて来ましたよ。

昭和38年に竣工した古い規格のトンネルなので

確かに今の道路と比べると幅が狭いですね。

現代のサイズの乗用車同士では、ちょっとすれ違うのは大変かなぁ?

 

Dsc_0188_20250509075301

 

昔のクルマはサイズも小さかったし、

現代のように通行量も多くなかったから、これで用が足りていたのでしょうね。

今はこの大崎山隧道は通行止めになっていますが、

トンネルの中を覗いてみても別に問題なく通れそうでした(通っちゃダメよ?w)。

 

Dsc_0191_20250508214501

 

ところで、今回紹介する3本の旧国道のトンネルには、

「一級国道」という銘板が取り付けられているんですが、

これこそが道路マニアの皆さんにとっての大注目ポイントなんだとか!w

確かに、いまは「一級国道」なんて言い方はしないよな~(*・∀・*)ヘー

 

Dsc_0193_20250508214501

 

さて、戻ってきて今度は北側に続く「間の内隧道」へと行ってみましょう。

 

Dsc_0194_20250509075301

 

こちらのトンネルでも、もちろん「一級国道」の銘板を発見しました!

 

Dsc_0195_20250509075501

 

背景色の関係と、草がかぶっているのでちょっと見にくくてスミマセンw

でもこの銘板、字体にもなんとなく趣があっていい感じですよね~。

 

Dsc_0199_20250508214801

 

そして最後にご紹介するのが、

横に3本並んだトンネルのうち、もっとも海側に作られた、

旧・羽越本線の廃トンネルです。

現在の羽越本線は、まさにこの場所の足の下を長いトンネルで抜けているのですが、

昔はここに線路があったんですね~。

手前にある電柱には、おそらく架線か信号線を吊すための金具がしっかり残されていましたよ。

 

Dsc_0197_20250508214801

 

現場は足元が悪くてちょっと近づけなかったのですが、

ズームでトンネルに寄って見ると、

今まで見てきた旧・国道7号のトンネルよりも明らかに古い作りですね!

レンガ積みっぽく飾られたポータル(入口)に時代を感じます。

ず~っと眺めていたいわ~(笑)

 

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以上、府屋の廃線・廃道ネタのご紹介でした~!(^-^*)

 

Dsc_0209_20250508214801

(羽越本線 小砂川-上浜)

 

そしてその後はさらに国道7号を北上して、以前にも撮影を楽しんだ「お立ち台」へ!(*ノ∀`*)キャッ

ちょうど特急「いなほ」が来る時間だったので、待ち受けてパシャリ♪

いい感じに撮れました!

 

この日の走行距離=453km

 

以前のブログはこちら:「風に吹かれてバイク旅」

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2025年5月 1日 (木)

GW後半戦目前!旅の予定を整えよう♪

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20250413-1

 

2025年5月1日(木)、晴れ!

さて、今年も5月3日から東北周遊ツーリングを予定していまして、

今夜は天気予報とにらめっこしながら、

最終的なルートや立ち寄りスポットの選定をしているところです(^-^*)

 

ルート的には、いつものようにグンマから新潟に出て日本海側を北上し、

3泊4日で北東北を巡ってまた新潟経由で帰るという基本線はできているのですが。

 

特に今回は、まだ行ったことのない秋田県の内陸部も走ってみようと思いつつも、

どうやら今のところの天気予報では、

5月4日の秋田県あたりは本降りの雨になるようでしてね~∑(ノ∀`*)アチャー

 

それならばこの際、次の宿泊予定地の青森市まで一気に移動しちゃって、

青森市内の観光にすべて充てちゃうのもアリかな~?(・∀・)ニヤニヤ

 

バイクでの移動だと、行く先でカッパを脱ぎ着するのがとにかく面倒なのでw

まずは宿泊予定のホテルにバイクを預けて、

そこからタクシーで観光する形が良いかなとも思います。

 

20250413-6

 

それで、青森市内でボクがいま一番行ってみたい場所は、

有名な「産業遺産」とも言える「青函連絡船」ですかね~。

「八甲田丸」という本物の連絡船を展示してある施設があって、

いつか行ってみたいと思っていた場所なんですよ(^-^)b

旧・東北本線(今は青い森鉄道)の終点・青森駅から、

船へと列車を積み込むための可動連絡橋も残っているようなので、楽しみです☆

 

青函連絡船メモリアルシップ「」八甲田丸」のリンクはこちら

 

ついでに時間があれば、

すぐ近くの青森ねぶたの展示資料館「ワ・ラッセ」にも寄ってみるとしますか~?

(普通の人とは優先順位が違うけど、気にしないでください・笑)

 

ちなみに青森市にあるもう一つの観光スポット、

世界遺産の「三内丸山遺跡」には昨年の秋に行っているので、

よろしければボクのブログをご覧くださいね♪

 

東北周遊2024秋 DAY:3 世界遺産の縄文遺跡を探訪!

 

そして青森市を離れたら、津軽半島を北上して龍飛崎へ。

エンドレスで流れる「津軽海峡冬景色」を聴いてきましょう(笑)

そこからは、日本海に沿ってひたすら南下するルートですが、

そっちはもう何度も走っていて、だいたい道も覚えたいるので大丈夫かな。

 

そんなわけで、明日の夜は仕事から帰ったあとに荷造りをして、

いよいよ明後日の朝に旅立ちますよ~!ヽ(´▽`)ノ

 

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